症例136 奈良県奈良市在住 60代男性
腕の痺れと痛みの症状
この方の娘さんが当院に膝の痛みで来られていたので、相談を受け来られました。
2か月前から左肩から腕にかけて痛みとしびれが出ており、整形外科を受診しているが改善が見られないということでした。
職業上重量物を肩に担いだりすることも頻繁にあるということでした。
夜寝ていても左上肢が疼くので熟睡もできない状態でした。
腕の痺れと痛みの整体
「整体1回目」
初検時、左肩甲骨の可動域制限と上方変位があり、頸部の伸展制限もありました。
また、頸部を伸展(うがいする動作)すると左上肢にしびれと疼痛が顕著に現れることを確認しました。
施術は初めに上肢全体の筋膜リリースと背骨、頚椎、骨盤の矯正をしました。
次に左の肩甲骨が上方に変位し、固まっていたのでそこを剥がす調整も行いました。
最後に日常生活の注意点を伝えてこの日の施術を修了しました。
「整体2回目」
左肩甲骨の上方変位は残存しているが、疼痛が少し緩和したということでした。
施術は前回同様の内容で行いました。
「整体3回目」
左肩甲骨の可動域制限と上方変位の改善傾向が観られました。
夜寝ている時の疼痛も無くなっています。
頸部を伸展(うがいする動作)すると肩から腕にかけて痛みとしびれが増悪する状態は変化がありません。
施術は前回同様の内容で行いました。
「整体4回目」
左肩甲骨の可動域制限と上方変位は改善したので、この日は背骨と頚椎を中心に施術しました。
施術後は左上肢の痛みとしびれが消失していました。
頸部伸展動作での上肢のしびれと疼痛は少し残存しています。
「整体5回目」
頸部伸展動作での上肢の症状の出現も安静時の腕の痛みとしびれも完全に消失しました。
現在は二か月に一度予防のための身体のケアで来られています。
腕の痺れと痛みの考察
これまで腕の痛みやしびれの症状の方をたくさん診てきましたが、来院される方の多くは首の問題で症状が出ていると病院で言われたと仰います。
私のこれまでの経験上、腕の痛みやしびれの症状は首(頚椎)以外に背骨(胸椎)や肩甲骨、筋膜の問題が絡んでいる場合が多く観られます。
頚椎(首)だけをけん引したり施術しても改善しないことが多いのはその他の原因もあるからだと感じています。
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たけもと接骨院・整体院
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院長 武本昌史(柔道整復師)